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2017 / 04 / 08  08:56

4月8日は「ヴィーナスの日」

48日は「ヴィーナスの日」
1820年のこの日、エーゲ海のメロス島の農夫がヴィーナス像を発見しました。

この像は紀元前130年ころに作られた「ミロのヴィーナス」として知られています。

それにちなんで今日は、「ヴィーナス誕生とホタテ貝」というお話。

 

帆立貝が泳ぐ姿を見たことがありますか?

あの美しい2枚の貝殻を勢い良く開閉、水流の反動を利用して、海底を飛ぶように泳ぐのです。

また、陸に上げて静かなところに置いておくと、パックリと殻を開き、白っぽい体内を見せてくれます。

大きな貝のことですから、その様子はなにやら神秘的に映ります。

 

ところで、イタリア・ルネサンスの画家、ボッティチェリが描いた「ヴィーナスの誕生」の女神ヴィーナスは、この貝の上に佇んでいます。

欧米では、帆立貝は聖ヤコブの貝として、宗教的な意味合いを持つ貝です。

中世、キリスト教全盛の中で生きてきた彼が、この貝を題材に使ったのも単に貝の美しさ、神秘的な性質に魅かれただけではないようです。

 

そこで、聖ヤコブにまつわるお話です。

キリストの十二使徒のひとりに、聖ヤコブ(仏語では ジャック)と呼ばれる人がいました。

十二使徒として最初の殉教者となった彼の遺体を乗せた船が、ガリシア(現在のスペイン)沖を通ったときのことです。

ちょうどそのとき、海岸ではその土地の領主様の結婚式の最中でした。

ところが、あろうことか、新郎を乗せた馬が、沖の船に向かって泳ぎだしたのでした。

やがて岸に戻ってみると、鎧や馬は帆立貝だらけになっていました。

この軌跡に感動した領主様は、それ以降、敬虔なキリスト教徒になりました。

そしてこの貝は、「聖ヤコブの貝」=Coquille St.-Jacques (コキーユ・サンージャック)と呼ばれるようになりました。