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2016-03-01 22:58:00

 

洋食は、日本における西洋風の料理全般を指すもので、日本で独自に発展した西洋風の料理のことを指す日本料理のひとつのカテゴリーといえます

 

それは、幕末から明治にかけて誕生した西洋のための西洋料理店を発祥としています

それらの店で下働きした日本の料理人たちは、のちに日本各地で自分の店を開き、西洋料理を広めていきました

また日本の陸海軍は、その建軍において欧州の列強国軍(主にフランス軍・イギリス軍)に範を取ったため、早くから西洋式の料理を給食や野戦糧食に取り入れていました。

こうして徐々に日本人に知られるようになった西洋料理は、従来の日本の食事和食に対して「洋食」と呼ばれるようになりました。

それまで日本人は一般的に獣肉食を忌避していたため、牛肉や豚肉を主体とする西洋料理には大きな抵抗がありました。

しかし明治政府が国民の体格向上のため肉食を奨励したり、明治天皇が自ら牛肉を膳に上せられたという新聞報道などもあり、庶民のでも牛鍋などの形で徐々に肉食が始まっていきました。

 

明治時代の日本において、西洋料理の食材を完全に揃えることは困難で、しばしば代用品が使われまた日本人向けにアレンジが加えられることも多くありました

そうして生まれた日本的な洋食の代表が、ポークカツレツ、カレーライス、コロッケ、エビフライ、オムライスなどです

明治期には西洋料理は高級なもので、フランス料理が中心でしたが、大正~昭和戦前期には日本的な洋食を中心とした大衆向けの洋食店も登場するようになりました

 

マカロニグラタン、クリームコロッケ、ポタージュスープ、ビーフシチュー、ピカタ、ステーキなどは、西洋の調理法をほぼそのまま踏襲している代表的な洋食で。これらは第二次大戦後、アメリカの余剰小麦政策により、急速に日本人の食生活に広まり、ポピュラーな洋食となったもので

 

最近では、従来のように西洋料理全般を大雑把に洋食と呼ぶことは減り、フランス料理・イタリア料理・スペイン料理などと国別に呼びわけるのが一般化されてきています

そのため現在では、日本で独自に進化した西洋風の料理のことを「洋食」とすることが多いようです